ISO食品安全通信 第32号

今回の食品安全通信は、「国内研修」の報告です。
  この研修は、普段の大学での学びが社会でどのように活かされているのか、特に「食品衛生」「食の安全・安心」を守る最前線の現場を自分の目で見て、体験することを目的として実施いたしました
  以下、研修の概要、学生への事後アンケート結果のハイライト、今後の展望について報告させていただきます
■ 研修の概要

日程: 3月3日(火)〜6日(金)(3泊4日)
訪問・研修先:
ネオジェンジャパン: 外資系企業における検査機器・試薬の知見
横浜検疫所: 厚生労働省管轄の厳格な検疫・輸入食品検査の現場
東京顕微鏡院: 実践的な食品の衛生検査・微生物検査の体験
京樽: セントラルキッチン内部での大規模な製造・衛生管理の見学
イカリ消毒: 害虫駆除の視点からアプローチする食品衛生
※事前ワークショップ:富士産業

■ アンケート結果のハイライト
参加した学生からは、総合的な満足度・目的達成度ともに非常に高い評価(全員が「満足〜やや満足」「お勧めする」と回答)を得ることができました。
主な感想や学びの成果は以下の通りです。

1. 実践的な学びと、授業内容との結びつき
東京顕微鏡院での1人1台での実践的な実験や、京樽の製造現場に入っての見学など、リアルな体験が非常に好評でした。
大学の授業で習った内容の復習になった」「設備一つ一つの意味を現場で知ることができた」など、座学と実践が結びつく良い機会となりました。

2. 将来のキャリアへの視野の広がり
検疫所から外資系企業、消毒会社まで、普段の生活ではあまり接することのない多様な企業・機関を訪問しました。
「食品業界といっても様々な働き方があることを知った」「就職の選択範囲が広がった」という声が多く、
キャリア形成において大きな刺激となったようです。

3. 参加者同士の交流
3泊4日の集団行動(バス移動など含む)を通して、参加メンバー同士が「ただの同行者」から
「仲間・友人」になれたという声もあり、学習面以外でも学生にとってかけがえのない経験となりました。

■ 今後の展望
スケジュールの変更(予定していた食品メーカー見学の変更)に対する残念な声や、
もっと未経験の実験作業もしてみたかった」といった意欲的な意見また移動経路等の運営面での改善要望も寄せられました。
これらについては、学生たちの「もっと深く学びたい」という前向きな姿勢の表れと受け止め、次年度以降のより良い研修づくりに活かしてまいります。

学生の皆さんには、こうした研修の機会をぜひ今後の自身のステップアップに活用してほしいと願っています。

最後になりますが、本研修の実施にあたり、お忙しい中ご対応いただいた訪問先の企業・機関の皆様、
そしてサポートいただいた教職員の皆様に心より感謝申し上げます

環境衛生学研究室 岸本 満
食教育学研究室 髙田 尚美
給食経営管理研究室 福岡 恩 上田 和世
食品安全チーム 大野 吉孝

名古屋学芸大学管理栄養学部
食品安全専門人材育成プロジェクトのホームページ

https://www.fmfsm.com/