ISO22000における内部監査について
ISOとは、国際標準化機構(International Organization For Standardization)の略称で、製品・サービスなどについて国際的な基準、
探知の統一を目的に規格作りを進めている組織です。
製品規格のISOには、非常口のマーク(ISO7010)やカードのサイズ(ISO/IEC7810)、ネジ(ISO68)などがあります。
本学が登録認証を受けているISO22000は、食品の衛生管理システムであるHACCPを土台に、
品質管理マネジメントシステムISO9001のPDCAサイクルを取り入れた、
継続的な改善に対応する食品安全マネジメントシステム(FSMS)です。
登録範囲は「食品安全に関する専門人材の教育及び給食管理実習」です。
今回は、「給食管理実習」に対して実施している内部監査についてお知らせします。
ISO22000では内部監査はFSMS全体をチェックする機能の一つであり、要求事項に組み込まれています。
本学のFSMSマニュアルでは、給食管理実習について前期及び後期実習中の年2回実施することとなっています。
2023年度の前期は7月13日(木)の給食管理実習中に、食品安全チームの大野・髙田の2名が内部監査員として実施しました。
内部監査では、給食管理実習のマネジメントシステムが適合性と有効性を満たしているかを確認します。
給食管理実習室内外の掲示や帳票類等を確認するほか、実習中の行動を確認したり、実習中の学生たちに質問したりしました。
その結果、重大な不適合はありませんでした。見直しの提案である是正処置については実施するための計画を提案しました。
監査の結果は「内部監査報告書」にまとめ、食品安全チーム及びFSMS管理者に報告しています。
ISO認証取得のメリットは、このように取得した規格を常に維持し、向上するための仕組みがあることです。